※専門外の生物に触れています。訂正すべき箇所、誤解を与える様な表現がございましたら、ご指摘くださいませ。より良いエッセイになるのでしたら、是非伺いたいです。※
※私が好き勝手乱読した知識から、好き勝手語っています。一つの価値観としてお楽しみください。※
生物にはオスとメスの有性生殖を行うものが多数ある。
自分のコピーを作るだけにすれば低コストで済むが、種の保存の観点からは、多様性に欠け、環境如何では絶滅のリスクを高める。
両性生殖を行う種の保存の為には、最低一度は異性と結ばれなければならない。が、原理的に無数に種づけできるオスと、生涯の出産回数が限定的な(特に哺乳類の)メスの、子孫繁栄の最適解は、絶妙に異なる。よって、私は昨今の有名人の不倫騒動について、賛成意見も反対意見も持ち合わせていない。
一種のハツカネズミは、一度番いを形成すると、その異性にしか愛着を示さないらしい。我々からしてみると、パートナーと離婚、又は死別した場合、次に誰も愛せないのだから、そのメリットがよくわからない。調べればわかることだが、専門的な知見もなければ、それを載せるべき場所ではないので控える。最低限、そのハツカネズミの種の保存戦略として、それが何かしらの理由で有効だった、ということだけは、恐らく言って差し支えはないだろう。
該当のハツカネズミとは逆側の戦略を選んだものたちのは、一夫多妻型、更に逆サイドの極みに行くと、乱婚型となる。
一夫多妻、つまりボスザルが居て、周りはメスだらけのハーレムを形成する。ボスザルに成れなかったものは独り寂しく死んでいくか、然もなくば、ハーレムのメスをレイプして子孫を残す。若いオスにボスの座を奪われたボスザルは、役目を終えひっそりと亡くなる。ハーレムのメスや子供を食わせ、若いオスにいつ下克上されるかわからない精神状態は計り知れない。
乱婚(乱行)型の者たちは、多数の異性と交わる。メスは、遺伝的父親を特定こそできないが、その父親を含む、群のオスたちと子育てをする。つまり、誰の子かはわからないが、この中の誰かの子ではあるわけだから、この村みんなで育てようという戦略だ。なんとも理想郷に聞こえるが、間違いなく自分の遺伝子をもつ個体だけに投資をしたい現代社会人にはそぐわないシステムかも知れない。
恋が人間だけのものかわからない。「動物たちは本能に従い行動するが、人間には理性がある」と言いたいところだが、幼児の初恋も性欲に起因すると言うから、特段、他の動物と大差がない可能性もある。
極論、個体の生命維持だけを考えれば、子供を儲けることは負債でしかない。その理性を麻痺させてパートナーを作るという「過ち」を促進するのが「恋」なのだと、ある科学者は語る。
老化と共に、その「麻痺装置」も機能しにくくなるらしい。
私はこのまま理性を保ち、自分だけに投資を行い死んでいくかも知れない。或いは、理性的に「理性の麻痺機能の作動」を演じ、時折その「過ち」を嗜むのかも知れない。
でも本当は、「盲目」になるのが一番幸せな気がする。

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