秋を抱く

名実共に秋になりましたね。

少し早いかも知れませんが、気温の低かった日に、ベージュのステンカラーコートを羽織ったり、別の日にキャメルのコーディロイのセットアップを着ました。茶のスエードチャッカブーツを履いて。アイスだったコーヒーをホットにして。

通気性の良いジャージー素材に飽きていたので、やっとという所です。年明け以降、どうやら体重が落ちた様で、春夏のスーツは挙ってウエストが緩くなりました。体重的には大学時代にかなり近く、恐らく顔はコケて見えます。

知人に、「ストレス?」「コロナの影響で心労?」などと聞かれますが、分析するに、冬の二度の高熱、緊急事態宣言中の徒歩通勤、夏場のジョギング習慣にて齎されたものです。

ウエストは緩いですが、マイAWファッションを身に着け、満足している今日この頃な訳です。

季節の自然の色を取り込むのが、一つのファッションのテクニックだそうです。寒がりが起因してか、秋冬は暖色を着たがります。茶とかグレーのものを首に巻けば、Private髭男dismの完成なのですが、今手元にあるのは、赤い薄手のものと、ショッキングピンクの大判のストールです。

ウチの前にはナナカマドの並木があり、秋冬はその赤を見て出勤するんですが、そういう意味ではキチンと季節の色を拾えています。

春先には冬服飽きたとか思っているのでしょうが。

という意味では、日本に四季があって有難いです。

2011年4月〜2013年3月までは、日本を離れていましたから、四季の感覚が薄かったです。アイルランドは、雨や曇りの日が多く通年薄ら寒いし、オーストラリア(かなり広大なので相当地域差がありますが)は大袈裟にいうと常夏です。

道産子の私としては雪に飢えてました。雪のない冬が物足りなかったんです。別に雪合戦がしたいとか、ホワイトクリスマスが好きとか、そんな無邪気な理由は持ち合わせていないのですが。同居していたフィンランド人のタルに同意を求めたら、「私、雪、冬嫌い。オーストラリア最高なんだけど。」と全く同意を得ませんでしたが。

地軸の傾きが影響し、大分日の入りが早くなりましたね。日照時間の減少は我々のメンタルにマイナスの影響を与えます。北欧の自殺率が高いのが示す様に、日照時間に反比例して病む場合があります。

季節性鬱とか本当か?と思っていましたが、計測してみると、秋の失恋の数値が高く、私も例に漏れず、近しい感覚になることを近年確認しました。

私の癖(へき)の様なものですが、どうもメンタルの弱い方に惹かれる、及び好かれる傾向が高いです。恐らく私自身、元来メンタル強めの構成なのですが、一人、また一人と経るごとに彼女らの要素を薄めて、1%程、自分の特性として体内に取り込む様なのです。弱い精神ならそれを、潔癖ならそれを体内に。

以前のエントリ、

【今年の秋の流行色】https://takumatsuchida.wordpress.com/2020/09/06/%e4%bb%8a%e5%b9%b4%e3%81%ae%e7%a7%8b%e3%81%ae%e6%b5%81%e8%a1%8c%e8%89%b2/

…で触れたことも総合し、

秋が私をセンチメンタル、又はアンビバレントな気分にさせるのは、好きな秋冬ファッションが着られる嬉しさと、日照時間の減少及び過去の秋の失恋、という両義的要素の結果であると思っています。

秋に関する投稿をこんなに繰り返す訳ですから、基本的に秋が好きで、今年はより楽しめそうな気がしているのです。

あなたの秋の楽しみを教えて頂けませんか。あ、季節の変わり目は風邪を引きやすいのでご自愛くださいね。

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