ワインの染み抜きによる脳機能の正常稼動確認及びその活用のすゝめ

ウチもコロナの影響受け、私の所属の業務もガラリと変わった。

新たな業務内容を覚えるのに食い入る様に研修を受ける。

この業務を安定離陸、安定稼働させなくてはと、上下関係なく皆必死だったと思う。

割と代わりなどいくらでも居るウチで、かなり珍しい光景だった。

まだまだ若いチームだが、気付けば一定の安定稼働をしている。

ウチは、大小様々な業務あり、使い勝手の良いと言えば、「私が優秀」みたいに聞こえるが、

取り敢えず、タオルにも、台拭きにも、雑巾にも使えそうな私みたいな者は、状況に応じ、布巾になったり、枕カバーになったりすることが多く、

担当業務が変わる度、「自分みたいなおっさんに、新しい知識なんか入るんだろうか」と不安になりながら、何とか役目をこなしている。

この度の業務も、ある種慣れた分野。

今までは、白いトラウザーズについたワインの染みを、叩いて、裏に当てた布にワインの色を移す、その裏布役だったが、

今回は、叩く側の布だ。大方業務スキルはあるが、裏と表では若干勝手が違う。

(流石に仕事の詳細は書けないので、隠喩の多用で訳わかりませんが、賢い皆さん、ついてきてください。何で、布で例え出したのかはよくわかりません。)

そんな「叩き屋」も1クオーター程経っただろうか。

毎度の如く、新しい知識が頭に入るか不安だったが、気付けば必死に染み抜きをしている。やたら老いの話ばかりして申し訳ないが、老いや体力の衰えを感じてくると、やっぱり不安な訳だ。何とか新しい知識を入れ、スキルが向上していく自らを見るとほっとする。

丁度、彫刻家が、新しい頭像を作り始め、中々形が決まらず、「あれ、俺めっちゃ彫刻下手なんじゃないか」と不安と焦りと水分と粘土を捏ねくり回していると、気付けば形になって、少しほっとする様に。

「現状維持は後退と同義」などと使い古された自己啓発フレーズじゃないけど、前進/進歩している実感というのは非常に大事だと思った次第。

まだ、機能しているらしいこの頭でこれから何をしようか。

中島敦の名言を、敢えて前後を逆にしてあなたに贈ろう。

「人生は何事かをなすにはあまりにも短いが、何事もなさぬにはあまりにも長い。」

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