嗚呼寒い。
夏に読みそびれた「怪談特集」の小説雑誌を今更読んでいる。
・
嗚呼寒い。
コートを膝に掛け仕事をしている。女子社員は各々のブランケットを膝に掛け仕事をしている。
コロナ対策の為、ソーシャルディスタンスと通気性を意識した改装オフィスは、保温性の考慮を忘れられたらしい。
・
嗚呼寒い。
脚がずっと寒い。
化学繊維が苦手なのと、股間周りが蒸れるのが嫌で、ヒートテックも股引も履かない。
あまりに耐えられなければ、ホーズソックスを購入しよう。
スーツを着ている男性のズボン丈が短く、且つ靴下丈が短いと、靴下のリブとズボンの裾の間から覗く、すね毛と目が合いませんか。
ショートパンツ/ホットパンツの裾とオーバーニーソックスの間の「絶対領域」とは似て非なる、オヤジの「絶対領域」をカバーするのがホーズソックス。
素足にローファーを履くイタリアおやじが理解できない英国紳士は、すね毛をレディに見せてはならぬと、ホーズソックスと呼ばれる膝下丈のロングソックスを履いている。
それを防寒対策にできないかという算段だ。
・
嗚呼寒い。
何か温まるものを食したい。
にんにくと生姜の香りがパッケージ外に漏れている餃子が私を呼んだ。今月懐も寒いので、そのおつとめシールも魅力的に映った。レンチン、トースター、否、フライパンで再加熱だ。
賞味期限切れの醤油とラー油にそれを付けて、白飯にワンバウンドの後、口に運ぶ。カリカリと肉汁と唾液が混ざりかける時、適量の白飯に後を追わせる。
「間違いない」
スイーツは好きですか。ラーメンは好きですか。氷河期を乗り越えたホモ・サピエンスの末裔である我々は、「糖質/脂質は食える時に食えるだけ食って蓄えよ」とDNAレベルで指示されています。
こんな時間に食べちゃった?良いんです。冬を乗り越える為なんです。
食後のミントティー、薬用歯磨き粉、歯間ブラシにデンタルフロス、そしてマウスウォッシュ。私の月曜の吐息を、少しでも爽やかにしてください。
・
嗚呼寒い。
湯に浸かって大人しく寝ます。
皆様もどうか温かくしてご就寝を。

Leave a comment