僕と祖母とイーサネット、時々祖父

年末、うつ病診断を受けた私は、帰省を見送った。

理由は3つ。

・2021年90歳を迎える祖母が居るので感染リスク回避の為

・3歳の甥といつも付きっきりで遊ぶが、前回帰省時、最後まで持たなかった為

・前回受診時、地下鉄の人混みが恐かった為

私の中では、実は上記二番目の理由が最たるものだが、今年は伯父夫婦も、伯母も、一番目の理由にて帰省しないそうだ。

特にそれ自体は流行している訳ではない「流行語大賞」に、オンライン飲みという言葉はあったのだろうか。流行には流されないタイプなので、私はそれを知らない。

時代は変わった。

祖母に「良いお年を」とFaceTimeで挨拶を交わすとは。

祖母は、今年の祖父の死を、「何としても爺ちゃんは見送ってから逝かないと」と語る。何がそこまでの責任を感じさせるのか。女は強いのか。頑固親父独り残すわけにはいかないと思ったのか。

「爺ちゃんの三回忌まで生きれるべか」

正直、今のところ祖母に不安な点は無い。何なら祖父より長生きする予感がする。

一人の人生で本が一冊書けるというが、祖父の本には、私は何ページ程登場したのだろうか。どんな話か。私は、2085年に逝くことにしたので、その時答えを聞こう。

祖母の本にもできるだけ登場できると良い。命は儚く尊し。

macbookに映る祖母の頬は艶が良かった。

「ばあちゃん、そして皆さん。良いお年をお迎えください。」

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