7月に前職を退職し11月まで農夫をやった。週3、4日働き残りは美術作品の制作(或いはアトリエ整備)に充てる予定であったが、その実、休日はほぼ心身を休めることに使われた。
直近の通院で主治医に休日を活動的に過ごせていない不満を漏らした所、「うつ病はバッテリー総量が著しく減っているので直ぐ燃料切れを起こす、過去の自分と比較し過ぎず、今の自分をベースに考えた方が良い」旨の助言を貰った。少し前に5、6年振りの東京旅行に出かけた。観光の時間より休息の時間が多く自らに失望したが、発病以前の自分と比較することがナンセンスなのかも知れない。
今季の農作業を終え実質ニート状態(ニートの上限は34歳と定義されているのでコドオジとでも言い換えた方が正確か)を数日経験し、やっと何かする気力、体力が湧いてきた。睡眠負債は返済に4日要すると聞いたが、疲労負債もきちんと返済しなければ活動できないのかも知れない。
うつ病のきっかけは単なる働き過ぎだったと思うが、そこから湧き出てきた負の感情は基本的に「老」の苦しみだ。勃起しない。疲れやすい。モテない。金無い。チンコも体も心も家計も元気になるには、筋トレ、趣味、労働などができる最低限の元気が必要になる。言い換えると、より元気になるにはエッセンシャルな元気が必要なのだ。
日に日に老いるし、このままセックスできず死んでいくんだろうし、「特にもがいたりせず死んだ方がSDGsだな」という身も蓋もない思いに至るので、煙に酔って寝る夜もある。
基礎的な元気を得る為にはひたすら休むしかない。他人との比較も無用だが、若き日の自分と比較することも精神衛生上よろしくない(「若さは素晴らしく老いは醜い」という考え自体は拭えないんだけど)。
若さや元気を諦めるべきか悩む。休んでは歩き、休んでは歩くしかないか。基礎体力がついたら老いに抗いたい気持ちもある。武田真治がうつ病発症後に、サックスを吹くために筋トレを始め、結果有言実行している姿は誠に見習いたい。
自分の体を乗りこなすにはまだ時間が掛かりそうだ。

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