∬ Takuma Tsuchidfa ∬

  • 卒業

    今日、初めて産業医面談があった。 産業医事務所は東京にあり、ZOOMを経由して。 人との会話にもかなり慣れて来た私は、産業医との会話は、寧ろ楽しんだ。 産業医から「『会話する限り』うつ状態を感じない」との「お褒めの言葉」を頂いた。 面談の開始は十一時三十分であったが、可能であれば、リワークの午後の「授業」に出たかった。面談は当初、六十〜九十分とアシスタントから聞いたが、私の流暢な説明により、予定時間を満たずに終了した。 私は鮮やかに午後の「授業」開始十分前に教室に到着した。 講師は五年前に出版された、「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略」を導入として授業を始めた。 未だ来ぬ未来を不安に思うことは決してマインドフルではないが、百歳まで生きるとして、果たして、いつ迄労働できるだろうか。年金はいつから 貰えるのか。或いは、本当に貰えるのか。貰えないとして、死ぬまでに必要な資産を労働年齢の間に形成できるのか。 恐らくうつ状態を脱出したと思われる私でも、こうした漠然とした不安は拭えない。 いつうつ病が再発するかわからない。その時頼れる家族が居るかもわからない。 リスクヘッジの為パートナーを儲けても良いが、そんな現金な理由でパートナーを儲けて良いはずもない。仮に儲けたとて、人生が百年あるとするなら、そんなに長い間他人を私の人生に縛り付けて良いとも思わないし、私もそんなに長く縛られたくない。 生命の使命は二つ。 個体を延命すること。 子孫を残すこと。 「子孫を残すこと」は「個体を延命すること」にとっての「負債」になる為、「恋愛」という「麻痺装置」がないと「子孫を残すこと」は実行されない。残念ながら若い頃の様に「麻痺装置」が作動する気配は今の所無い。 いや、人生百年あれば、もう一度くらい「麻痺装置」が作動する事もあるかもわからない。 時計屋から着信があったので、リワークの帰りに時計屋に寄る。亡き祖父から貰った腕時計の交換用ベルトが到着したに違いない。 店で伝票と腕時計を渡すが、中々終わらない。 程なく店員が申し訳なさそうに私に声を掛ける。 「今よく見てみたら、ここのネジが外れてまして、防水性の観点から、修理に出した方が宜しいかと存じますが、如何なさいますか」 と時計の病状と治療費の説明があった。 祖父の形見の時計である。二つ返事で修理を依頼した。 私のアイフォンは、写真アプリ内の良き写真をその時々で、ホーム画面に表示させる仕様にしてある。帰りの電車を待つホームで、携帯を確認すると曽孫を抱く祖父と義理の弟の三人が写し出されていた。 何と無く祖父が見守ってくれている気がした。 いや、これは偶然であるし、 私が執拗に老いや死に拘っているので、そういう情報を勝手に収集して構成するので、必然とも言える。 セントラルステーションで下車した際に見かけた、大学の卒業式を終えた女子大生の袴姿が、私には眩しすぎた。 「あ、そうか。俺ももうすぐ卒業だな。」 *** Artist Takuma Tsuchida 土田 拓磨 a.k.a 変態お洒落紳士 ▶︎Youtube https://www.youtube.com/user/takumatsuchida/featured/ ▶︎Instagram —main account: TAKUMA TSUCHIDA aka 変態洒落Artist https://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ —Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka 変態お洒落ブログ https://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/…

    卒業
  • 命を燃やして死んでいくのか屍の様に生きていくのか。それが問題だ。

    次週分のYoutube動画を撮り貯め様と、ビデオを回すが言葉が出ない。 かつて、鬱病発症により、読み書きが困難となった為、同じ病気で苦しむ方へのエールとして、自分自身の記録としてYoutubeを始めた。 今は、台本が無くても、喋りながら台本を組み立てられるし、読み書きも難なくできる様になった。報告できる近況もある。 では何故録画を開始しても言葉が出ないのか。 「回復してきたから」だ。 以前は、人生で経験したことのない心身の感覚に、「直接的には」死ぬ病気ではないが、必死に、自分の記録や、同じ苦しみを抱えている方の為、「発信しなくてはならない」という使命感があった。 今見返すと、動画の中で語る私はどこか鬼気迫るものがある。あれは演技ではない。心から出た話法とパフォーマンスだ。 今、カメラの前で話すテンションではない。落ち込んでいるとかでなく、回復し「普通」になってきたのだ。 過去の動画達は必要なものであり、特に後悔は無い。特に黒歴史とか、デジタルタトゥーとも思っていない。 病や死と直面することは、生とも直面することである。 回復し「普通」になりつつある私はもう、あの頃の様に熱く語れるリアリティが無い。 復職して、仕事に、精神的にも体力的にも慣れれば、きっと生活費を稼ぐために「死んだ様に」働く。 病や死に瀕することにより「イキイキ」とし、社会復帰することにより「死んでいく」とは、何と皮肉なことか。 私は少し復職を焦っているが、主治医や上司は保守的だ。二人とも私の「自分の尻を叩く癖」をよく理解している。 元のサラリーマンに戻り、幸せに生きて行けるかどうかは、私の病気の改善度と相関関係がない。 こんなことを書き連ねている様では、両名の言う通りもう少し慎重に言っても良いのかも知れない。 統計的に再発率が60%というこの病。 主治医の言う通り「ま、再発したらまた休めば良いか」くらいのノリが必要か。 <了> *** Artist Takuma Tsuchida 土田 拓磨 a.k.a 変態お洒落紳士Artist ▶︎Youtube https://www.youtube.com/user/takumatsuchida/featured ▶︎Instagram —main account: TAKUMA TSUCHIDA aka 変態洒落Artist https://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ —Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka 変態お洒落ブログ https://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ 未だ熟さず aka 変態お洒落ブログ https://takumatsuchida.wordpress.com/ ▶︎Twitter ▶︎Facebook…

    命を燃やして死んでいくのか屍の様に生きていくのか。それが問題だ。
  • 散歩中に、或いは散歩厨二が考察するあなたの認知の歪みのリフレーム提案

    絶対的真実が無いのであれば、神は居ないということで宜しいでしょうか。 書いてみると恐ろしく厨二病染みたセンテンス。 言いたいのは、「個々に真実があるということで相違ないですよね」である。 抗うつ薬と睡眠薬で、必要以上に寝かせられるのが常になっていたが、昨日二十時に就寝し、午前二時半頃目が覚めた。 二度寝を試みるが、浅い眠りと覚醒を繰り返した。これ以上寝られないことを悟る。体感としては、「寝た」気がするし、六時間は寝ている訳だし、体としては十分なのだろうが、最近は薬により九時間は寝かせられていたので、何となく気になる。 昨日、普段と異なることがあったとすれば、リワークオフィスに十五時迄で良いところを、十七時迄居たことだ。 では逆に何故、疲労して睡眠時間が伸びないのか。パソコンのブルーライトを浴びすぎたか。復職の目処を一旦立てたことに、身体と精神が緊張しているか。 どちらでも良い。少し眠たい気もするが、入眠できる程ではない。 覚醒したままベッドに居るのも限界になり、四時台に起床、朝風呂、身支度、朝食、弁当の用意をしてやっと六時だ。 することもないので、セロトニン合成をすべく神宮まで散歩に出る。天気予報によれば、三寒四温の内、「温」の日らしいが、この時間だとまあまあ凍(しば)れる。とは言え、寝ぼけた脳を静かに覚醒するには心地よい寒さだ。 すれ違う人も限られると思い、マスク無しで歩く。 老人介護の現場では、老人が、マスクをした看護師に怯えたり、顔が認識出来ないことが有るらしい。子供に好きな子が居るか尋ねたら「目しか見えないからわからない」と回答が来るらしい。 マスク無しで外を歩くのは心地が良い。ナウシカになった気分だ。 「うっ…、少し肺に入った」 早朝六時台の神宮は手水舎(ちょうずや)周辺で、ソーシャルディスタンスの取られた、ラジオ体操大会が毎朝開かれている。 「幾つになっても朝から元気だな」と皆様の健康を微笑ましく思う気持ちと、「邪魔だな」というアンビバレントな気持ちのまま、礼拝を諦め引き返す。 この時間に境内を散歩する者は、信心深いらしく、境内に有る個々の鳥居に礼をしている。感心より「邪魔だな」というのが率直な感想だ。 神様も、パワーストーンもあなたの幸福とは何ら因果関係が無い。いや、少し譲歩すれば、プラセボ効果くらいのご利益は有るだろう。 科学的に明らかな事実と感情を混同してはいけない。もちろん、現代の科学が「絶対」とも言っていない。 「私が行動するといつも不幸が起こる」 違う。幸運も不幸も。平等に皆に振りかかる。不幸にフォーカスするから不幸に思えるだけだ。 「プリウスは運転マナーが悪い」と思うとマナーが悪かったプリウスだけ記憶に残り、マナーの良いプリウスは記憶されない。 子供ができると、街にこんなに子供が居ることに気が付く、自分らが子供の頃より確実に総数も割合も減っているのに。 何にフォーカスするかで世界は変わる。 被害妄想が強い人が居ると胸が痛む。「妄想」なのだから「馬鹿じゃないの」と言っても良いが、同じ精神疾患を患った者として、あなたの認知の歪みを治したい。 でもできない。 認知をリフレームするのは、私でもなく、カウンセラーでもなく、精神科医でもなく、あなた自身なのだ。 応援するしかできない。あなたに少しだけ勇気をあげたい。少しだけ。 <了> Artist Takuma Tsuchida 土田 拓磨 a.k.a 変態お洒落紳士Artist ▶︎Instagram—main account: TAKUMA TSUCHIDA aka 変態洒落Artisthttps://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ —Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka 変態お洒落ブログhttps://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ 未だ熟さず aka…

    散歩中に、或いは散歩厨二が考察するあなたの認知の歪みのリフレーム提案
  • 不可分な問題があり得るかも知れないが最後まで切り分けたいとする研究精神といつまでも悩んでいたいというメンヘラ精神のジレンマ

    世の中には問題を「解決しない」というソリューションが有るらしい。「マインドフルネス」と呼んでも良いし、「有るがまま為すがまま」と言っても良い。或いは「Let it be」か「Let it go」を歌っても良い。 私も一時的なソリューションとしてそれを選択することが有るが、どうも悩みたい性分らしい。 一旦、「悩みという抽象体は、素粒子まで細分化(具体化)することにより、具体的なソリューションが得られる」と言う暫定的な結論に至った。 が、 最終的に不可分なピースが有り得ることに薄々気が付いている。 そういう時に「解決しない」という解決方法を導き出すのだろうか。 まだ答えが出ない。解剖して顕微鏡で拡大しても良いし、少しずつ番数の高いフィルターでそれを漉しても良い。 何かを為すには短いが、悩む時間くらいは残されている。 <了> Artist Takuma Tsuchida 土田 拓磨 a.k.a 変態お洒落紳士Artist ▶︎Youtubehttps://www.youtube.com/user/takumatsuchida/featured ▶︎Instagram—main account: TAKUMA TSUCHIDA aka 変態洒落Artisthttps://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ —Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka 変態お洒落ブログhttps://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ 未だ熟さず aka 変態お洒落ブログhttps://takumatsuchida.wordpress.com/ ▶︎Twitterhttps://twitter.com/takumatsuchida ▶︎Facebookhttps://www.facebook.com/takuma.tsuchida #takmatsuchida #tak鬱考察 #takdepression #depression #melancholy #うつ #鬱 #うつ病 #鬱病 #未だ熟さずakaお洒落変態ブログ #エッセイ #エッセイブログ…

    不可分な問題があり得るかも知れないが最後まで切り分けたいとする研究精神といつまでも悩んでいたいというメンヘラ精神のジレンマ
  • Personal Truth のすゝめ

    今週、リワークプログラム の正式利用を開始した。 リワークとは、return to workの略語です。気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施する機関で行われているプログラムです。復職支援プログラムや職場復帰支援プログラムともいいます。(http://utsu-rework.org/rework/) 沢山考え、沢山学び、沢山気付いた筈だが、出力しなければ、恐らく何も残らない。 施設内で見聞きした情報は一切オンライン上に公開できない決まりになっている。こうして此処に書くことは、国境を意識しながら飛行しなくてはならない。見切り離陸をして、徒然なるままに飛行し、運転に満足した頃見えた地点に着陸する書き手なので、やや、ややこしい。 三十六年生きてきて、熟々、人と人はこんなにも異なるものかと思う。 何となく男女の違いはある。 男性からは出る意見は、ドライで、問題解決直行的だ。反面、女性のものは非常に共感力が高い。どちらも良い。どちらも一長一短。 男性は、周囲への興味が薄そうだ。まあ、有るんだろうけど、何だか質が違う。 女性は非常に観察眼が鋭く、五感をフル活用し、私が付ける香水の匂いに不快顔なをしてみたり、否、正確には、長年女性の多い職場にいるので、そういう非言語コミュニケーションの感度が高い私の問題だし、精神疾患を患うものは、私も当事者として五感が鋭敏になっているので、その辺りの配慮が欠けていた私も良くなかった。故にその方に対し全く悪意はない。詰まり愚痴ではないことをご了承頂きたい。 「きっと嫌な人もいるだろうな」 と思っていた矢先、私の地雷探知機が作動した。被害妄想ではなく、かなり良い直感だと思う。此処に関しては自信がある。この場合答え合わせをすることは、その直感能力を信じることにした決断を、本末転倒にするので、実行しないが、自信がある。 人間を男女で切り分けるのも、令和らしからぬが、一定、「女性は共感の生き物」「男性は理論の機械」だと思った。しかし、そういう先入観によるバイアスが掛かっていた可能性は否定できない。 バイアスが掛かっていた可能性を考慮して、書くし、読んで欲しいが、 加湿器のオン、オフをしてくれるのは女性だし、プロジェクタの用意をするのは男性だ。否、先入観を持っているのは私だけでなく、周りの人間もその様だ。 ある種女性社会で働いていた私は、ボールペンを貸してくれた女性に、お礼のチロルチョコを買おうか一瞬迷った。 買うことは女性社会であれば正解かも知れないし、男性の私であれば、不正解になる可能性もある。 世の中には、ある二択に迷ったら、行動することを選ぶべき場面と、行動しないことを選ぶべき場面がある。書いていて思ったが当たり前だ。AとBがあったら、Aの場合とBの場合があると言っているのだから。 うつ病を発症した私としては、体力と精神力は、以前に増して貴重なリソースだ。 「悩むくらいならしない」を取った。恐らく、どうしてもしたいなら迷わないから。 「人間は、行動した後悔より、行動しなかった後悔の方が深く残る」とトーマス・ギロビッチは言うが、この時の私の迷いは、「行動しない」が真実だ。 親友から「他人の評価を気にするのは、他人に自分の魂を人質として取られているのと同じこと」というツイートが送られてきた。 その時は眠くて響かなかったが、今、「行動しなかった」私の背中を押してくれている。 私は神を信じない、クリスマスケーキも食うし、賽銭も投げるが。 絶対的な真実は存在しない。同じ授業を受けても、皆まるで受け取り方が違う。授業の内容は素晴らしく、受講者の顔を見れば、各々気付きを得ているのがわかる。しかし、発言の微妙な違いを見ていると、其々、全く異なる「真実」を発見したんだなと思う。 私が「赤」と思っていて「赤」と共通言語として呼んでいるその色相と、あなたが画像認識している「赤」の色相は、厳密にいうと同じである保証が無い。 あなたのポジは私に取ってのネガかも知れないし、もっと微妙な差かも知れないし、もっと言うとその「差」を測る術も無い。 28歳で海外から帰国した私は、人生の有限性に薄っすら絶望していた。数年前までは永遠に思えたのに。 残り限られた人生を「他人の為」に生きてはいけない。 それを自分に肯定することを許すと言うことは、アブソリュート・トゥルース(絶対的真実)なんてものは無く、其々のパーソナル・トゥルースを認めることなんじゃないかと思う。 …と今思っているだけである。 一度決めたあなたの真実が、将来「違う」と思えば上書きしよう。令和の時代、真実がアップデータブルでも良いじゃないか。 <了> Artist Takuma Tsuchida 土田 拓磨 a.k.a 変態お洒落紳士Artist ▶︎Youtubehttps://www.youtube.com/user/takumatsuchida/featured ▶︎Instagram—main account: TAKUMA TSUCHIDA aka 変態洒落Artisthttps://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ —Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka…

    Personal Truth のすゝめ
  • Whatever sort of “abstract” paintings are constructed by the “concrete” fact that one paints with “a brush” which is made from a certain animal’s hair, choosing “one’s favorite oil colour” which is made of pigment, generated from a certain sort of mineral. Which has no difference from the fact that a realism painting is also created by absolutely the same “concrete” tools and media. And those fact tell you how to solve your problems.

    Words exist in other to differ every single little thing, I heard. To differ dad and mum, granddad and granny, apple and orange, bread and rice, milk and water. Since I don’t speak French language, so I’m not sure whether it’s correct but they say French language doesn’t differ dog and wolf. Well, for sure…

    Whatever sort of “abstract” paintings are constructed by the “concrete” fact  that one paints with “a brush” which is made from a certain animal’s hair, choosing “one’s favorite oil colour” which is made of pigment, generated from a certain sort of mineral. Which has no difference from the fact that a realism painting is also created by absolutely the same “concrete” tools and media. And those fact tell you how to solve your problems.
  • どんな抽象画も分解すれば「ある動物の毛で作られた『筆』で、ある鉱物から生成された顔料『絵具』を用いて描かれた色彩と形の構成」という「写実絵画と何ら変わらない具体的な道具と材料で構成された二次元視覚芸術」であるという事実から考察する悩みの解決策の導き方

    言語は事物を分類する為に存在するらしい。 パパとママを、じーじとばーばを、リンゴとミカンを、パンとご飯を、ミルクと水を。 私はフランス語には明るくないので、真偽の程は定かではないが、犬と狼を区別する単語が無いらしい(生物学的学名は有るだろうが)。 このうろ覚えの情報の真偽はさて置き、「言語は事物を分類する為に存在する」とすれば、かつて、全て野生であったそれらの動物は、分類する必要が無かったのだろう。 私、「土田拓磨」という人間の固有名詞の抽象度を上げていこう。日本人、モンゴロイド、ホモ・サピエンス、動物、生物…。名詞の抽象度を最高手前まで上げると、「有」と「無」に分類され、その最上位は「空」に統一されるのだと、仏教に詳しい者は言うが、私は「空」の概念がわかる程勉強できていない。 人は皆、「悩み」が有るらしい。稀に「悩みが無い」と言う奇人も居るので、「課題」と言っても良い。 「悩み」と言う漠然とした、つまり抽象度の高いネーミングのままだと、そのソリューションも「解決する」と言う抽象度が高い「動詞」のままで、何をして良いかわからない。 あなたが抱える「悩み」を少しずつ具体化してみる。仕事、お金、孤独、元来の性格/生育歴。孤独を分解/具体化しよう。老化、恋愛的失敗、他人との比較。まだ、抽象的すぎる。どんどん具体化しよう。 これ以上具体化できない素粒子となった「悩み」は、「具体的な解決策」となって光を放つ。その素粒子を、アドラー心理学的に、「A:自分の課題」と「B:その他(変えられないもの)」という二つの箱に入れていこう。 「三年前に別れた彼氏」「死別した肉親」という「変えられない過去の事実」は「B」にしまって、何なら捨てよう。嫌なら墓場まで持って行こう。但し、それはどうこうできるものではない「変えられないものBOX」にしまったものだと認識しよう。 一つ譲歩すれば、「三年前に別れた彼氏」から、「次の恋愛で私はこう変わる」、或いは「私を受け止めてくれる人に出会う為、自分そのものをもっと輝かす」。「死別した肉親」からは「生前にもっと『愛している』と伝える」を切り離し、 つまり、「変えられない『事実』」のみBにしまい。その経験から未来に生かせる改善策は、事実から切り離し、「A」にしまっても良い。「A」に入れるべきもの「B」に入れるべきものを混同しそうなら、「今はまだ」切り離さなくても良い。 これは、ものすごく辛い作業だ。 見たくないかも知れないものを素粒子まで分解して、分類する。素粒子まで分解すると、具体的な解決策が見えてしまうから、行動するしかなくなる。 別に嫌なら分解/分類しなくても良い。「いつまでもウジウジ悩んでいる(行動しないで滞留している)」心地よさを私も理解している。 「滞留」に飽きたら、まだ「悩み」という学名しかついていない、あなたのそれを解剖し、電子顕微鏡で覗き、各所に名称を付けていこう。 ずっと滞留しているのも「苦しい」が、解決策が明確になり「後は行動するだけ」になるのも「恐い」。 でも、電子顕微鏡を覗き、素粒子の謎を解き明かした時には「恐い」より「ワクワク」が優っているかも知れない。 そろそろ、「それ」を電子顕微鏡で覗いてみないか。 私は、「ワクワクが待っているかも知れない」ことにワクワクしている。 <了> *** Artist Takuma Tsuchida 土田拓磨 a.k.a お洒落変態会社員モデルインフルエンシャルYoutuber Artist ▶︎Youtubehttps://www.youtube.com/user/takumatsuchida/featured ▶︎Instagram—main account: TAKUMA TSUCHIDA aka 洒落変態Artisthttps://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ —Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://takumatsuchida.wordpress.com/ ▶︎Twitter ▶︎Facebookhttps://www.facebook.com/takuma.tsuchida #takmatsuchida #tak鬱考察 #takdepression…

    どんな抽象画も分解すれば「ある動物の毛で作られた『筆』で、ある鉱物から生成された顔料『絵具』を用いて描かれた色彩と形の構成」という「写実絵画と何ら変わらない具体的な道具と材料で構成された二次元視覚芸術」であるという事実から考察する悩みの解決策の導き方
  • Soya Express

    I was dreaming. My sister, grandad and I was on a train for Soya district, which was northest part of the northest Island in Japan. The train was weird because each car goes each different destination though they were all connected each other until the time when they needed to be parted. I guess it…

    Soya Express
  • 特急宗谷

    夢の中、私と妹、祖父は宗谷行きの特急列車に乗っていた。 その列車は、車両によって行き先を変える不思議な列車だった。 地理的に、あれは札幌駅だったか。 留萌地方を抜け、宗谷へ行かなくてはならない我々は、前の車両に移動する必要がある。 私と妹はそそくさと宗谷行きの車両に移動するが、祖父が来ない。 しまった、祖父への説明が不足していたに違いない。 祖父が居る一つ前の車両は、胆振地方へ行く車両だ。 あと一つ、連結箇所をこちらに来てくれれば、大丈夫なのに。 祖父は「大丈夫だから」と言わんばかりに、ニコッと一瞬目を合わせた後は、一切コンタクトが取れない。 「爺ちゃん!」 と叫ぶも、私の声は列車の走音と疾風に掻き消された。車両は、無機質に、北と南に分裂し、祖父の姿は見えなくなった。 私は妹とは逸れぬ様、彼女の手を握り、日本最北端の駅を目指した。 コロナを理由に夏に延期された祖父の一周忌。命日は明日だというのに、一日早く私の夢に現れた祖父。 一年前、私だけ、祖父の亡くなる晩に、祖父のもとに行けていない。 何かの折、一瞬、広義の希死念慮が湧くことがあるが、祖父が、或いはその他膨大な数の肉親が繋いだ命を自ら殺めることがあってはならない。 いつかは握った妹の手を離し、終着駅に向かう。 終着駅に降りれば祖父が待っているのか。或いは「まだ早い」と追い返されるか。 まだ眠たい。もう少しだけ寝よう。 <了> Artist Takuma Tsuchida 土田拓磨 a.k.a お洒落変態会社員モデルインフルエンシャルYoutuber Artist ▶︎Instagram—main account: TAKUMA TSUCHIDA aka 洒落変態Artisthttps://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ —Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://takumatsuchida.wordpress.com/ ▶︎Twitter ▶︎Facebookhttps://www.facebook.com/takuma.tsuchida ▶︎Youtubehttps://www.youtube.com/user/takumatsuchida/featured #takmatsuchida #tak鬱考察 #takdepression #depression #melancholy #うつ…

    特急宗谷
  • 不安の後に唱える呪文

    一定、恐らく、「鬱病」と命名された者としては、かなり模範的な回復曲線をグラフに描いているであろう、と思う。 これは、親友達、上司、両親、家族、医者、全方位に恵まれたからに他ならない。 それを発症する者は、私含め、八方塞がりどころか、全方位が塞がる。正確に言うと、全方位が塞がっていると「認知が歪む」。親友に連絡したことが精神科の予約に繋がった私としては、「全方位塞がり」は妄想だった。 鬱病を形容するのに、特に、漫画などでは、対象者の背後に取り憑いた死神の様に描かれる。言い得て妙で、一瞬ではあったが何かに取り憑かれた感覚があった。 別の言い方をする必要があるのかわからないが、「一瞬『海底に爪先が着いた』感覚があった」とも言える。 諸事情あり、それが叶わなかった方には申し訳ないが、その病を命名された場合、休職、ないし休学しなければ、それを拗らせ、「取り憑かれた状態」がデフォルト化し、年単位、或いは一生涯それと付き合うことになるのだと思う。 もし、今、発症したてホヤホヤであろう方が居れば、何が何でも休んで欲しい。治療には金が掛かるし、休職は、即ち、減給又は無給を意味する。家族に頼るなり、生活保護を申請するなりして欲しい。日本はその点に於いて、間違いなく良い国だと思う。 今、私に、「恐らく」ネガティブな感情は無い。言い換えると、何かに取り憑かれ、広義に於いても希死念慮(自殺願望)はない。 薬を服用し、日々、規則正しく生活する「だけ」に於いては、何ら支障が無い。 只、いつかは「一日八時間労働すること」や、その前段階の「リワークオフィスに月〜金で通うこと」に不安がある。リワークの体験以来、薄っすらした頭痛が戻ってきた。 我々は必要があって「不安」という感情を持っている。日本人の97%はセロトニントランスポーター(安心ホルモン伝達装置とでも言えば良いか)の数が、他の民族の平均より少ないらしい。 昨夜、東日本大震災の「余震」があったらしい。 この災害の多い島国で生き残った者の末裔の一人である私が「不安」になることは当然のこと。我々の祖先が「心配性」であったからこそ、備えをして生き延びたのだから。 いくらアドラーに「嫌われる勇気を持て」と言われようが、村の嫌われ者になれば生きて行けなかった者の末裔なのだから、「不安」なのは仕方がない。 今の「不安」を整理しようとこのエントリーを書き始めたが、 「だってしょうがないじゃないか。人間だもの。」 という、私が毛嫌いしているポジティブ思考が、結論として、大きな口を開けて待っていた。 但し、幾多ものネガティブ思考を経た上で、このあっけらかんとした結論に至ったのであれば、私は相田みつをゝ支持する。 不安思考をある程度堪能したら、少しだけ、「えなりかずき」をイメージして唱えよう。 「だってしょうがないじゃないか」 と。 <了> Artist Takuma Tsuchida 土田拓磨 a.k.a お洒落変態会社員モデルインフルエンシャルYoutuber Artist ▶︎Instagram —main account: TAKUMA TSUCHIDA aka 洒落変態Artist https://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ —Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka お洒落変態ブログ https://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ 未だ熟さず aka お洒落変態ブログ https://takumatsuchida.wordpress.com/ ▶︎Twitter ▶︎Facebook…

    不安の後に唱える呪文