Blog

  • 言ってはいけない

    皆、持って生まれたものは変えられない。顔。体。脳。両親。 それでももがきながら、苦しみながら生きてゆかなくてはならない。何故こんなに苦しむ必要があるのか。 自分が無能だからか。努力が足りないからか。自分の根性が腐っているからか。 人は「他人と比べるな」と偽善の言葉を吐きながら、何処かでやはり「他人と比べている」。 私は無能にも寛大だ。何故なら自分も無能だからだ。 これは自分の無能さを受け入れるための詩(うた)だ。 どこまで努力すべきかわからない。人間は常に上を、常に改善を、always trying to be better しなくてはならないのか。 どこまでは自分の能力の限界と諦めて良いのか、何処までは努力しなくてはならないのかわからない。そもそも他人に押し付けられるものでもない。 私は私のまま認めたい。受け容れたい。それの何がいけないのか。 解脱したい。 私は真実へと歩いているのだろうか。 とりあえず今宵も、酒と煙に酔い、嫌なことを麻痺させてゆく。「逃げ」と言われても構わない。 これが私の生きる術なのだ。

    言ってはいけない
  • 救いようのない詩

    社会と関わりたいけど、傷つきたくはない。 女は恐いが、性欲は満たしたい。 酒は弱いが、酔わないとやってられない。 成長はしたいが、自分を追い込みたくはない。 自分を甘やかしたいが、舐められたくもない。 独りは好きだが、人も好き。 情熱はもうないが、プライドはまだある。 器は小さいが、態度はでかい。 救いようのない詩だ。せめて夢の中では好きにさせてくれ。

    救いようのない詩
  • 吉報、聖夜に。

    今日、母親から持病の薬を今後飲まなくとも良くなった知らせを受けた。メリークリスマスという枕詞が添えられて。 キリスト教を信仰していない。金銭的な事情から甥っ子のサブ・サンタを務めることを諦めた。一緒に過ごすパートナーも居ない。そんな私には受け取るに相応しからぬ挨拶だ。 五年前、その冬一番の大雪の夜があった。当時都心から電車で三十分離れた実家から職場に通っていた。退勤後セントラルステーションに着くも、吹雪により帰りの電車は不通となっていた。待てば帰りの電車は来たのかもしれないが、この時期の運行復旧は二、三時間掛かるのが相場だ。私はセントラルステーションから一駅の伯母の家に泊まらせて頂く手配をした。 それだけの吹雪の夜だけあり、伯母の家までの道も、入れていただいた風呂も震えながら入った。 翌日、伯母の家から出社した。その日が忙しかったのかは覚えていない。流石に翌日は電車が動いており、仕事を終えどこに立ち寄ることもなく帰宅した。 しかしながら、昨日からの寒気が止まない。程なく自分の発熱を理解する。 私の熱は病院に掛かる間もなく下がったものの、当時、住まいを共にしていた祖父母、両親のうち、両親と祖母に見事にそれを移した。 彼らはインフルエンザの判定を受けて帰ってきた。悪いことをした。実家にパンデミックを起こした犯人は私だったのだ。 担当した医師ががめつかったのか、三名皆血液検査を受けさせられた。インフルエンザが陽性判定であったのにだ。ところがそれが不幸中の幸いを齎らす。 母の急性白血病が判明した。 普段冗談しか話さない親父に、「母ちゃんに万が一のことがあるかも知れないから覚悟しておけよ」と五寸釘を刺された。 ひと月かふた月だったと思う、母が入院していたのは。治療の甲斐あり母の数値は一定下がった。しかしながら、比較的強い薬を継続して飲まなくてはならなかった。 医師は只の老化だというが、薬の服用を始めてから母の老化は進んだ。皺は深くなり、髪は薄くなった母は千葉の亡くなった祖母に似てきた。 そう、あの時から続けた薬の服用から五年経ち、正常値が安定してきた母は、聖なる夜に薬の服用から卒業した。 薬は食事から三時間空けて飲まなくてはならないという、酷く厄介な代物だった。薬の管理が如何にストレスフルか、昨年うつ病を患った今の私には痛いほどわかる。 私は神は信じないが、母の生命力の強さは信じている。子供の頃、両親にサンタクロース役を演じてもらったおかげで、毎年クリスマスが楽しみで仕方なかったし、事実二十五日には楽しい思い出しかない。 もし神が居るなら、私のことは良いので、どうか母へ。 神の御加護を。

    吉報、聖夜に。
  • 有難迷惑な客

    外食なんぞできる分際ではないと承知だが、最近習い事のついでに外食をする。「自炊ばかりだと偏るので」と言い訳をしながら。 某百貨店にある薬膳料理の店によく赴く。大味な食べ物に興味がなくなり、病気になってからは砂糖や脂が毒に見えて、ここくらいしか行く所がない。 平日の昼に行くと、お一人様の老婦人が食事をされている平和なと所だ。 今日も習い事のみで帰宅する気にはなれず、適当にウィンド ウショッピングをした後、店に入る。 ここの看板娘はとても気が利く。が、気を遣い過ぎていて少し可哀想になる。 今日は特にだったか。 接客の言葉が速過ぎて気持ちが乗っていない。クレームではない。 レジ打ち、受注、配膳、下げ膳、感染症対策の依頼。全ての動きに無駄がない。 が、その動作をの間に言葉を乗せるとどうしても速すぎる。 こちらはゆったりと休日を過ごしているのだが、何か忙しない。 「もう少しゆっくり話したほうが良いですよ」という言葉より、もう少しゆっくりした時間自体が彼女には必要だ。少なくとも彼女の休日だけはそうであって欲しい。 帰宅後、レストランに電話をしてみると彼女が出るが、ここで出しゃばるのは違うと思い、「一旦失礼します」と伝えると彼女は訝しげに電話を切った。 頼まれてもいない助けほど、有難迷惑なことはないのだから。 <了> =========================== Artist Takuma Tsuchida 土田 拓磨 a.k.a お洒落変態紳士 ▶︎InstagramL main account: TAKUMA TSUCHIDA aka お洒落変態Artisthttps://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ L Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ L Kids’ channelhttps://www.instagram.com/kidsartschoolartyfartyfactory/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://takumatsuchida.wordpress.com/ ▶︎Twitterhttps://twitter.com/takumatsuchida/ ▶︎Facebookhttps://www.facebook.com/takuma.tsuchida/ ▶︎YoutubeL Main Channnelhttps://www.youtube.com/user/takumatsuchida/featured/ L Kids’…

    有難迷惑な客
  • 夏の終わり、将来の夢、大きな希望、忘れない

    少なくとも北海道の夏が終わったのは間違いない。 今日も暑いは暑かったが、1997年以来の猛暑と呼ばれた時期のそれに遠く及ばぬ過ごしやすさがある。 と同時に、秋、そして冬が訪れる恐さがある。今となっては季節性のうつ状態も、病気と呼ばれる本体も区別がつかない。 老いにも病にも、その不可逆的な性質に少し絶望する。 尺八を咥えさせるも、一向に音色を噴かない。 遺伝子データの記憶媒体をハードに接続するもデータを吐き出さない。 自分の老いと夏の終わりを重ねてみる。 独りは寂しいかもしれないが、本質的には独りしか有り得ない。 ならばそれをマインドフルに楽しむか。こういった思考はしてきた筈だ。 いや、論理思考でどうこうなるものでもない。日照時間の短縮が少しづつ脳内のセロトニンの分泌、又は受容を減退させているだけのこと。 タブレットを飲んで寝るが吉。 どうせ明日の夕方にはワクチンの副反応で魘されている。 =========================== Artist Takuma Tsuchida 土田 拓磨 a.k.a お洒落変態紳士 ▶︎InstagramL main account: TAKUMA TSUCHIDA aka お洒落変態Artisthttps://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ L Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ L Kids’ channelhttps://www.instagram.com/kidsartschoolartyfartyfactory/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://takumatsuchida.wordpress.com/ ▶︎Twitterhttps://twitter.com/takumatsuchida/ ▶︎Facebookhttps://www.facebook.com/takuma.tsuchida/ ▶︎YoutubeL Main Channnelhttps://www.youtube.com/user/takumatsuchida/featured/ L Kids’ channelhttps://www.youtube.com/channel/UCzNyEbA5e8CSMK5F7BXIijQ/feature takmatsuchida #tak鬱考察…

    夏の終わり、将来の夢、大きな希望、忘れない
  • 野菜嫌いな僕とほうれん草と夏休み

    私は野菜が嫌いだった。玉ねぎ、ピーマン、ほうれん草。 祖父母の畑では様々な作物が育てられていた。お決まりのジンギスカンのお供にほうれん草が出てきた。祖父に食べるように促され口に入れるも、あまりの苦さに顔を硬らせた。親戚の女性たちは私に甘く「出しても良いよ」と許可をいただき、口から出した。男性陣は「そんなんだから好き嫌いが治らないんだ」と憤慨した。 子供の舌には味蕾という味覚の受容体の数が大人の約三倍存在する。それ故、毒の可能性が高い苦味や、腐敗したものの可能性が高い酸っぱいものを「不味い」と感じる様に設定されている。 野菜嫌いな私はよく便秘を患った。 見かねた父は私に野菜ジュースを飲ませ、「きばり」の筋肉をつけるために腹筋を命じた。 気づけは便秘に悩まされることはなくなった。 第二次成長を迎え身長は年に十センチメートル伸びた。空腹には耐えられず、食卓に出たものは全て食べることにし、私の好き嫌いはあっけなく終焉を迎える。 近年病気をした私は徹底した健康食を食べている。玄米、昆布、ブロッコリー、ほうれん草、オクラ、玉ねぎ、人参、トマト、卵、鶏肉。 お陰で体調は安定しいている。 今朝ほうれん草を切っていたら思い出した。 私の小学生の頃までは、都市のマンションで核家族をしていて、お盆には祖父母の家に帰省した。ほうれん草の出荷作業が忙しく、親戚一同その作業を手伝った。ある者は段ボールを組み立て、でかいガンタッカーを打つ。ある者はそれに包装されたほうれん草を規定数入れる。私は、ほうれん草の根を決められた長さに揃えて切る。亡き祖父はそれらを束ね、秤で重さを揃え、ビニール袋に包装する。 根を切りすぎると祖父に指摘を受けた。 昨日、母から「ばあちゃんと墓参り行ってきたよ」と、北海道胆振東部地震に伴う土砂崩れで流された、高祖父の代からの家の跡地の写真が送られてきた。 土地、人、味覚、諸行は無常だが、ほうれん草の香りは、いつも幼き頃の夏休みの記憶を誘う。 <了> =========================== Artist Takuma Tsuchida 土田 拓磨 a.k.a お洒落変態紳士 ▶︎Instagram L main account: TAKUMA TSUCHIDA aka お洒落変態Artist https://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ L Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka お洒落変態ブログ https://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ L Kids’ channel https://www.instagram.com/kidsartschoolartyfartyfactory/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ 未だ熟さず aka お洒落変態ブログ https://takumatsuchida.wordpress.com/ ▶︎Twitter https://twitter.com/takumatsuchida/…

    野菜嫌いな僕とほうれん草と夏休み
  • 我儘宣言

    病気してから生きる力が上がった。悪く言うと我儘になった。 図々しい奴と思われたい筈もないが、他人の顔色を窺って、他人の人生を生きて仕舞えば、また生き苦しさが待っている。なので図々しくて結構。 十代や二十歳前後、自分の頑固さで人に迷惑を掛けていたかも知れない。 日本で社会人となり、空気を読むことを覚えた。自分には無かった能力。周りの、特に女性たちのエアーリーディング能力には舌を巻いた。 女性というのもは小さき頃からそう訓練されてきたのか。 業界的には女性も多く、彼女らと同じ精度で空気を査読しないとチームに馴染めない。 全く向いていない。 幸か不幸か、病気によって、察するとか、忖度するとか、そんなものに全く適していない人間であることがようやくわかった。 自分の向いていないことをやろうとするから病気になる。 この頑固者に誰もそんなものは求めていない。KYなんだなと思われて、自分がそれを受け容れられたら、そんな楽なことはない。 私は、私が延命することにしか興味がない。 如何に生きることが大変で、それ故、他人のこと何ぞ構っていられない。 生物は皆我儘だ。 極論自分の延命にしか興味がない。 他人に迷惑をかけない方が偉いかもしれないが、それを恐れて自分のやりたいことを封印するのは全く偉くない。 我儘に生きて、余裕があれば紳士の振りをする。 私は進路が他人と被りそうな時は必ず譲る。 振る舞いは紳士だが、しばしば「前見て歩けよババア」と思っている。 私には九十になる父方のババアが居る。祖母のことを思えば、振る舞いだけでなく、心も紳士でありたいが、この国の人口密度がそれを許さない。 道はお互い譲り合うべきだと思っているからイラッと来るのだろう。年配者は初めから視界が狭く自分ことしか見えていないと思っていれば、多少は許せるか。 「前見て歩けよババア」を口に出さず、道を譲っているのだから、これは紳士と呼んでも良いのではないか。 どんな邪念も表に出さないことが嗜みであり、邪念を持つこと自体自由である。 どんな思想を持とうとも、公共の福祉を侵す様なアウトプットをしなければ、思想を持つこと自体は自由だ。 以上より、私は私に我儘を許す。 <了> =========================== Artist Takuma Tsuchida 土田 拓磨 a.k.a お洒落変態紳士 ▶︎InstagramL main account: TAKUMA TSUCHIDA aka お洒落変態Artisthttps://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ L Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ L Kids’ channelhttps://www.instagram.com/kidsartschoolartyfartyfactory/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ…

    我儘宣言
  • 生老病死を綴る者

    一時的ではあるものの、起こった脳の障害のインパクトは大きく、今でこそ通常営業のつもりだが、時たま不安がよぎる。 恐らく主治医に黙って勝手に断薬をすれば、何かしらの不具合が起きる。 第一回のモデルナ製ワクチンの接種に伴う発熱が呼び水となり、接種から一週間を過ぎる今も、頭痛とまで行かない違和感がある。 病気は脳に不可逆的な影響を与えたかも知れない。 悲観している訳ではない。 病気と老化の違いがわからない。 何か今日は身体の調子が、頭の調子が、心の調子が悪いな。それは病気のせいか。それともあなたの老化のせいか。 病名の有無に関わらず、昨日と違う自分であっても何ら不思議はない。昨日より1日だけ老け、1日だけ経験し、1日だけ前進、又は後退、ないし変化している。文字通り昨日の自分は今の自分ではない。 ある人が言った。老いは病だと。 何だ。であればいずれも治療するだけで、恐れることはない。やれることはやって、死ぬ時は死ぬだけだ。 今日もこうやって、生きた証を綴っている。 <了> =========================== Artist Takuma Tsuchida 土田 拓磨 a.k.a お洒落変態紳士 ▶︎Instagram L main account: TAKUMA TSUCHIDA aka お洒落変態Artist https://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ L Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka お洒落変態ブログ https://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ L Kids’ channel https://www.instagram.com/kidsartschoolartyfartyfactory/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ 未だ熟さず aka お洒落変態ブログ https://takumatsuchida.wordpress.com/ ▶︎Twitter https://twitter.com/takumatsuchida/ ▶︎Facebook https://www.facebook.com/takuma.tsuchida/ ▶︎Youtube…

    生老病死を綴る者
  • 早起きはプライスレス

    朝三時、いや、三時少し前に目が覚めた。まだ少し眠たいが、身体が十分な睡眠を取ったことは感じる。何せ毎日二十時台にはとこに入っているのだから。 如何にもおっさんらしい「っあぁ〜」という声をダダ漏れにしながら入る朝風呂は最高だ。 早くもスーツを着る。髭を剃る。朝飯を喰らう。歯を磨く。弁当を作る。 植物に水をやり、その記念写真をInstagramに投稿する。 まだ五時台だ。 可処分時間がこんなにもある。 時間は貴重だ。有り難い。時間はこの可愛い自分の為に使いたい。 出掛ける準備がほぼ終わった状態でダラダラするのは格別だ。 6月の札幌の朝の気温の丁度良さ。 この幸せをあなたにも共有したい。これをブログに書くということは、それそのものでは満足できず、それを感じている自分をわかって欲しいという、被承認欲求を感じなくもないが、この幸せは確からしいと、私には思える。 勿体無いので、後は一人にしてください。 <了> =========================== Artist Takuma Tsuchida 土田 拓磨 a.k.a お洒落変態紳士 ▶︎InstagramL main account: TAKUMA TSUCHIDA aka お洒落変態Artisthttps://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ L Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ L Kids’ channelhttps://www.instagram.com/kidsartschoolartyfartyfactory/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://takumatsuchida.wordpress.com/ ▶︎Twitterhttps://twitter.com/takumatsuchida/ ▶︎Facebookhttps://www.facebook.com/takuma.tsuchida/ ▶︎YoutubeL Main Channnelhttps://www.youtube.com/user/takumatsuchida/featured/ L Kids’ channelhttps://www.youtube.com/channel/UCzNyEbA5e8CSMK5F7BXIijQ/feature takmatsuchida #tak鬱考察…

    早起きはプライスレス
  • 駄文

    もう何回目の通院だろう。精神疾患の発症からはもう半年を超えている。 あの頃の自分ははっきり言って別人だ。あんなに繊細な人間になってしまった。 セロトニンの不足は何と恐ろしい。 我々人間に自我があるのは、その方がエピソード記憶の定着が良いかららしい。 私は特別ではなく、この遺伝子を運ぶ乗り物でしかない。 飽くまでこの乗り物を延命し、上手く次世代に繋ぐためには、自我によるエピソード記憶があることが適用的だったのだ。 なので、私が知覚していることは「幻想」なのだ。 メシを喰らうことには直結しない、液晶スクリーンを凝視し、鍵盤と鼠を、一日八時間操作する。只、メシが喰いたいだけなのに、こんなにも間接的な方法で。 無理もない。理性でそれをやってのければ、病気になる。 幸い、初夏の日照時間と投薬により、私のセロトニンの合成と受容は正常に機能している。一応、この労働というやつを楽しいと知覚している。 本当、人生というものは何かを為すには短いが、何もしないには長過ぎる。 暇を潰すには金が要る。金を作るには自分の時間を売ることくらいしか能がない。 遺伝子を別の乗り物に乗せることはどうでも良い。 この頂いた暇(いとま)を私はエンジョイしたいのだ。 <了> =========================== Artist Takuma Tsuchida 土田 拓磨 a.k.a お洒落変態紳士 ▶︎InstagramL main account: TAKUMA TSUCHIDA aka お洒落変態Artisthttps://www.instagram.com/takumatsuchida_artist_sculptor/ L Japanese essay blog account: 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://www.instagram.com/takumatsuchida_blog/ L Kids’ channelhttps://www.instagram.com/kidsartschoolartyfartyfactory/ ▶︎Japanese essay blog エッセイブログ 未だ熟さず aka お洒落変態ブログhttps://takumatsuchida.wordpress.com/ ▶︎Twitterhttps://twitter.com/takumatsuchida/ ▶︎Facebookhttps://www.facebook.com/takuma.tsuchida/ ▶︎YoutubeL Main Channnelhttps://www.youtube.com/user/takumatsuchida/featured/ L Kids’…

    駄文