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  • 適度な休息を怠った脳の末路

    昔から睡眠には困らない。 何時でも、何処でも寝られるタイプではないが、通常の夜間入眠に苦労しない。寝坊し過ぎたり、昼寝をし過ぎた休日を除けば、起床した一定時間後に睡魔がくる。 初めての不眠経験は、大学受験を控えた高3の時。 机での予習/復習で力尽きた後は、日課の英作文と英単語のタスクを、午前1時くらいまで、ベッドの中で行った。 世の中には本当にショートスリーパーなる人間がいるみたいだが、私の必要睡眠時間はごく一般的で7~8時間は欲しい。当時高校生の私としては、かなり必要睡眠時間を削ったかと思う。 勉強し過ぎた埼玉県女性の平均バストカップ数が全国平均を下回る様に、私の身長が平均を下回るのも同じ要因かとも思ったりもしなくもないが、多分、隔世遺伝か何かだ。 手塚治虫は時間を惜しんで、机で描画する体力の無い時は寝床で漫画を描いたというから、当時の私の齧り付き具合はそれに匹敵する…は流石に言い過ぎですね。 睡魔と戦いながら勉強したのち入眠するので、その睡魔に瞬殺されていた。 が、ある臨界点を超えてから眠れなくなった。 日課を終えて午前1時に入眠を試みるも、3時になっても寝付けず、仕方なく聞きたくもないラジオを聴いたりしていた。 翌日は寝られるかと思いきや、同じパターンを繰り返していた。 カラクリは簡単で、脳が過度に疲労しているが、体力は有り余っていると、その不眠は発症した。適度な運動は寧ろ疲労回復に良いとする、保健体育の教科書に載っていた情報は正しい訳だ。 お察しの通り、眠れない状況からこれをつらつらと書いている。 要因がわかっているなら、運動して体力的に疲労すれば良いではないかと思われるかも知れないが、脳がバーンアウトした日に運動する気になれない。 もう少しスペックの良い脳を搭載していれば良かったが、生まれた時に配分された持ち札で、死ぬまで懸命に生きる所存だ。 手持ちのタスクに四苦八苦しているが、一応新しい刺激を一定楽しんでいる。大した成果が出なくても、誰が死ぬわけでもない。 良き入眠の為には適度な運動をすること。然もなくば、寧ろ眠ることを諦めること。 皆々様の健やかな起床をお祈りして、この筆を置く。 2020年11月15日未明 Takuma

    適度な休息を怠った脳の末路
  • 舐達麻

    久々に日本のヒップホップを聴いている。 マニアックに聴き込んでいる方に比べれば全くのど素人なので、適正な評価や批評はできないのでご容赦頂きたい。 偶々フォローしていたYouTuberがそれを紹介していて、 友人と遊んだ際、それをBluetoothスピーカーでそれ再生してくれて、 そのラッパーのモノマネ動画が面白くて漁ったりして、 ここ数年ハードリピートで聴いていた Lo-fi Hip Hop が下地になって、 学生時代ハマった日本語ラップという私の中の懐メロが発動して、 彼らのビジュアルのカッコよさに魅せられて、 Music video の映像の美しさに魅せられて、 彼らにハマっている。 リリック自体は過去の犯罪やら、マリファナやら、所謂 Hip hop らしい悪いノリなんだけど、脚色せず、リアルガチに書いてこの刺激かという内容なのがウケている様だ。 トラック自体はマッチョな感じはなく、Nujabes をもう少し寂しい、センチメンタルな方にチューニングした様な、どこか懐かしい音を聴かせてくれる。 つまり曲が良くて、歌詞が良くて、歌が上手くて、Video も本人達もカッコよくて。 という大前提をクリアした上で、青春時代 Hip hop を囓った我々とほぼ同世代というのが余計に刺さる要因を作っているのではないか。 後はもう彼らの生き様というか覚悟にやられる。 犯罪歴、逮捕歴、首や腕に丸見えの和彫。 何が彼らをそうさせたかは知らないが、「耳を剃刀で落としたり、ピストル自殺を図ったゴッホ」的なわかりやすい人生のストーリーがウケていると思う。 ま、ゴッホが今生きていたら、インスタで速攻バズったり、病みツイートが意外に共感を得たりして、絵が売れまくって、自殺までには至らなかったりしそう。 いずれにしても、陰キャ、コミュ障っぽいから満たされ過ぎず、良い絵を描き続けそう。 舐達麻に話を戻すと、今頃厨二病を振り返している私にはぴったりだということだ。 もう冬です。 音楽含め、宅内エンターテイメントを充実させて、春までぬくぬくしよう。

    舐達麻
  • 消極的休養のすゝめ

    残業過多で先日の2連休はとことんダラダラした。 このまま廃人になって死んでいくのだなと思った。が、休み明け10時間労働したのに体力が余っていた。で、ジョギングをしてから遅すぎる夕食を食べた。 どうやら、廃人になった訳ではなく、必要な「消極的休養」を適切に取っただけだった。ダラダラ過ごす自分を客観的に見て嫌になるけれど、恐らく、身体が「休みたい」と言っていた。 ご家庭、ましてお子様のいらっしゃる、社会的労働に加え、夫業/父親業(妻業/母親業)も担う方には頭が下がる。私のように、好きなだけダラダラするなど許されないかも知れないのだから。 昔、短期間だけ子持ちの方とお付き合いした。 ある日、彼女と、彼女の娘とショッピングモールに行き、彼女の子を遊びのフロアで遊ばせた。元気で悪戯っ子な彼女は、狭い家で持て余していたエネルギーを発散する様に、爆発的にはしゃいだ。 一定はしゃぎ切ると、休憩スペースで休憩をした。そこには睡眠時間の足りていないパパ達の屍が、其処此処に散見された。 わかります。お疲れ様です。 私も当時、昼は大学で勉学を、夜は塾で働いて帰りが遅く、そのせいもあり、体内時計は一般的な社会人より相当後ろ倒されていた。慢性的に、睡眠不足と疲労が溜まっていた。 大学の講師が言っていた「子供は早いうちに設けた方が良いよ。40過ぎてからの子育ては体力的に大変。元気を子供に吸い取られている気がする。」を、30歳手前の私は、既に理解しかけていた。 ショッピングモールの帰り道、私は、彼女の娘との遊戯でヘトヘトだった。 それぞれの家に別れた後、「子供と居ると本当に疲れるね」を彼女にメッセージを送ると、悪い方に受け取ったらしく、「私の両親も遊んでくれるけど、思ってもそんなこと口にしない。」と同意を得なかった。 「いつも大変だね」の労いのつもりだったんだが。 偶の休みを費やし、女子二人分のデート費用を捻出し、労いの言葉が上手く伝わらなかった結果、どっと疲れが決壊した。で、泥のように眠った。 「休日にダラダラしているパパ」状態の休日には、こんな過去のエピソードを思い出す。 或いは逆に、毎週末遊びに連れて行ってくれた、当時の両親のバイタリティと今の自分のそれを比較する。 「死ぬ時好きなだけ休める」と身を粉にして働いた回転寿司の店長、生徒の為なら日付が変わる頃まで授業や行事の準備をした先輩教師、「寝なくても死なない」と睡眠を削って学問や部活に励んでいた大学の後輩、 彼らは、もう少し、自分の身体を甘やかしても良かったのではないか。それとも、私のようにダラダラ延命するより、彼らのように命を燃やした方が良いのだろうか。 お世話になった先輩教師は数年前他界した。 私はまだ死ねない。金融投資するほど貯蓄はないが、自分の健康には投資をする。 疲労が過ぎると、却ってそれに気がつかないらしいので、どうか自身のお身体が「休みたい」と言っているうちに休養を。 多少、家事をストップしても誰も死なないし。どうせなら、みんなでダラダラすれば良いと思う。できるだけダラダラして、なるべくフリーライドして楽に生きたい。 では、以上を以って消極的休養に入る。

    消極的休養のすゝめ
  • 労働疲労による認知機能の低下とそれが引き起こすリスクの一例

    腹減った。 明日は健康診断の為、今日は20時以降は何も食べられないのに、それを超えて会社に居てしまったので、もう何も食べられない。 最近忙しい。 新たなスキルを身に着けるべく、某社内研修に参加していることが大きい。研修にて理解仕切れなかった所、上手く行かなかった所の復習を、通常業務後に行なっている。 研修自体は自ら望んでのことなので、全く不満はないが、心身共に疲労しているのは明らか。 人間はそもそもマルチタスクに向かないらしいが、自分はそれを代表する人間だと思っているので、タスク数が増えるに伴い、脳内も、自宅も、段々とカオスと化す。 火曜はプラゴミを出すのに失敗した。家を出る時に出せば間に合うだろうと高を括り、規定の時間を過ぎてから出すつもりだった。家を出る5分ほど前に、収集車の音を聞くも、ダッシュで回収を依頼する気概もなく、もう1週間の保管を、歯を磨きながら決意した。 習慣だった弁当も作っていない。新しいオフィスの周辺でメシの食える場所もよくわからず、食べたいのかもよくわからないバーガーのセットを毎日食している。店員が私を常連認定するのも時間の問題だ。少し多目の塩が掛かったポテトのせいで、歯を磨いた後も歯を舐めると、塩分を摂取している気になる。 ワイシャツにアイロンを掛ける時間がない。洗濯はしているが、皺のないシャツ無い。今日はグレーのスーツの中に、黒のタートルネックを着て誤魔化した。というか、結果、ドレスとカジュアルの程よいバランスのモノトーンコーデになり、アイロンを掛けられなかった男には見えていなかった筈だ。 今朝、検便の便を採取した。それは良かった。が、大量の紙を便器内に敷き、便の採取の後流水すると、水が溢れる二歩手前くらいに膨れ上がった。懸念はしていたが詰まらせてしまった。 もう出発時刻を迎えた私は一旦、それを放置したまま出勤した。 通常業務及び研修の復習を終え、食事のリミットを超え腹を空かして帰宅すると、忘れていた「それ」が「おかえり」と微笑んだ。 水は捌けて紙だけが残っていたので、再度水を流した。が、朝見たものが復活しただけだった。紙を手摑みして持ち上げても意味がない。恐らく、手の届かない奥で詰まっているのだ。 意を決して、流水レバーを「大」の方向に思い切り捻り、タンク全ての水圧を以って詰まり解消を試みた。私は賭けに負け、そこに小さな、しかし悲劇的な洪水が起こった。大丈夫だ。被害者は居ない。 その足で24時間スーパーに向かい、所謂「スッポン」を買った。「スッポン」は一発でその詰まりを解消した。 「スッポン」のミニマルな、或いはプリミティブな形状/構造に反し、その効果は絶大だった。 5Gでもない、AIでもない、アプリでもない、 トイレの詰まりを解決するのは、無骨な黒いゴムにスチールの柄のついた「スッポン」が生み出す、一瞬の真空。原始的な道具とわかりやすい物理現象だ。 洪水の跡を雑巾で解決し、石鹸で丁寧に洗った手でこれをタイプしている。 健康診断に、二日分の便を要求されている。バーガーばかり食した上、夕食を抜いた私だが、きっと明日朝のタスクは達成できる筈だ。もう災害も起こさない。 メディカルプラザ様、私、こんなカオティックな日常を送っていますが、どうか頭以外は健康だと診断してください。健康で長生きしたいです。 嗚呼それにしても腹減った。

    労働疲労による認知機能の低下とそれが引き起こすリスクの一例
  • 私にとっての外国語

    最近また英語熱が再燃してきた。 理由は幾つかあるが、一つは映画「TENET」を観たこと。もう一つは偶々Youtubeのおすすめに出てきた、日本人Youtuberによる英語学習チャンネルを観たこと。 話さない期間が続くと当然鈍るが、自分で言うのもなんだが、自分のレベルであれば、定期的にメンテナンスすれば一定のスキルは維持できる。今回の再燃は、メンテナンスの意味と言うより、英語を発音することによる快楽を求めたものである。 言い換えれば、自分の得意なことを行うことにより、自尊心を満たしてやる行為である。 その日本人Youtuberはタイ在住のアイルランド人(母語=英語)にタイ人訛りの英語を真似し、笑いを誘う訳だ。Youtubeには、ネイティブによる、英語圏の地域別アクセント(訛り)や国別アクセントを真似する動画が乱立していて、英語学習時代、よく観たものだ。 特にアイルランド訛りは酷く、訛りの癖の強いアイリッシュYoutuberチャンネルをよく観た。 久々に英語が喋りたく、気が向いたらそのうち、オンラインの英会話レッスンでも試そうかと思っている。 とまあ、いつも通り随分偉そうに語っているが、外国語学習程コスパの悪いものは無い。あれだけ時間や金や努力を費やしたが、字幕なしでみる映画の理解度は60%くらいだと思う。特に最近観た「TENET」だと中二病心擽ぐる、物理用語満載の時間逆行SF作品なので、「ん?」な単語満載だったと思う。 日常表現だと字幕より音声が先に入ってくるのだが。 基本的に外国語を覚えても、何かに掛け算しなくては価値にならない。例えば、金融知識×英語の様に。であれば、先に金融のプロになるべきである。母国語で専門概念を理解していれば、英語は後からついてくる。 私の場合、英語を美術で勉強したく、叶うなら海外の大学院で研究したく英語を勉強していたが、寧ろ英語の方に “into” ハマってしまって、美術の方が疎かになって、結果的に、野心の収縮に繋がったと思う。 芸術家であれば、寧ろ作品が素晴らしければ、言葉を超越して伝わるし、自分のアートの認知度が高まれば、優秀な通訳や翻訳家が着くかも知れない。 確かに絵画にレジデンスしたり、留学などするのであれば最低限自力で外国語を駆使していく必要があるが、あくまで自身の芸術、前例を繰り返せば、金融の知識が必須事項なのだ。あくまで言語はそれを伝えるツールでしか無いので、必ずしも自身で駆使する必要は無いのである。 一方、通訳を通して自身の作品を語っていたクリエーターが、最終的には自身の口で語りたく、外国語の学習をスタートすることもある様だ。何かで、その様に至ったクリエーターを観たんだが、誰だったか完全に忘却した。 わかる。日本に居れば話すことなどなかった、北欧や南米の人間と、「英語」という共通言語があるだけで、冗談を言って笑い合えるのだから、これ程素敵なツールもない。 ただ、元々母国語として英語を話す者のアドバンテージたるや、心底腹が立つ。彼らはよく外国語としてフランス語を勉強するらしいが、自分の生活を好転させるため、外国語を学び、西欧に出稼ぎに来ている東欧出身者の学習動機とは、真剣度が違う。 一緒に皿洗いやキッチン清掃をした、ルーマニア人は祖国に家族や彼女を置いて出稼ぎに来ていた。 塾講師時代、英語も教えたが、オーストラリア仕込みのネイティブ発音をしたら授業中に笑いが起こった。彼らの学習の邪魔になっては困ると、私はすぐジャパニーズアクセントの英語に直した。 日本人に英語を話せとは思わない。只、言語の理解は、文化や思考法の理解だ。異質なものの排除ではなく、異質なものの受容を。 あなたも、世界中の人間を均等にシャッフルされたら、非常にユニークな、ニホンジンなのだ。 あなたの身の回りの異質と感じるものは、きっとあなたの概念をリニューアルしてくれるかも知れない “something new” の可能性がある。排他主義は停滞だ。「その異質さに面白さを見つけること」がきっとあなたのすべきことだ。 同意しなくていい、 「私とは違うけど、そういう考えもありかもね。」 共感や受け容れを。そういうことが生きやすい世の中を作るのだと、この変態は思っている。

    私にとっての外国語
  • ルサンチマン

    まさか、自分が何かブログを書こうとは。まして、それを公開/SNSで共有しようとは。 何の予定も無い六連休に、アカウント取得だけして放置していたブログを触ってみると、意外に筆が進んだ。自分にとって何か作ることは、本来、それ程の暇がないとできないことなのかも知れない。無限に時間があると思っていた、小中学校時代、親に通わせてもらっていた絵画教室で、油絵具と戯れるのが最高に幸せだった。時間や金といったリソースの限られる今の私には、あのゴッホ的な戯れはできない。 確認すると、このブログアカウント作成は2019年1月。もっと前な気がしていた。 【下山の初心者】に頂いた、友人オオコシのコメントはある種図星だ。【下山者のメンタルチェックに来た友人と料理のコンセプト】で、言い訳の様に公開返信しているが、恐らく、客観的に見て、オオコシの指摘が正しい。 誤解を招きそうなので正確に記述する。 あ、自殺願望はマジでない。能力が低くて自分に失望することはよくあるが。 私は、彫刻を一生やるんだと決意して、2年も大学院浪人した挙げ句、夢を捨てきれず、英語で美術を勉強すべく、海外に行き、帰国したら年齢的にもフラフラできず、四苦八苦しながら、気付けばしっかり社会の歯車にハマっていた者だ。 まあ、めちゃめちゃよくある話。ブログを書き始めてから、不思議なもので、苦手だった小説を読んでいる。学習も兼ねて。ミーハーと言って頂いて結構だが、又吉直樹の「火花」を読んだ。芸人なんかだと、この手の「気付けば『夢』とは違う道を歩んでいた」話は腐る程あると思う。 美術家としてご活躍されている諸先輩方からすれば、「個展も開いたことも無いくせに何を寝ぼけたことを」と言われて当然だが、私にとって大切なものであったことは間違いない。 3年くらい前は、「夢も目標もなく」失望していた。同い年の仕事仲間にそれを吐露したが、余りの重さと現実との乖離に、大変困らせたと思う。今も基本的にはその延長に居ると思う。 アイルランドに行く前だったか、否、帰ってきてからだったか、留学でお世話になったカウンセラーに、「そもそも大学院に受からなかった訳だから、結婚とか普通に幸せになった方がいいんじゃない」と言われた。オオコシの提案と同じだ。 結婚すれば幸せになるとは限らないが、仮になったとしたら、このブログは終わりかもしれない。何せこのブログは諸々のルサンチマンを原動力としているから。 少しの夢と、少しの希望と、少しの勇気と、少しの不満が原動力。 ブログを完全公開にしていることにより、かなり【サトラレ】的感覚に陥っている今日この頃です。どうか不必要にキモいと思われません様に。

    ルサンチマン
  • 嗚呼寒い

    嗚呼寒い。 夏に読みそびれた「怪談特集」の小説雑誌を今更読んでいる。 ・ 嗚呼寒い。 コートを膝に掛け仕事をしている。女子社員は各々のブランケットを膝に掛け仕事をしている。 コロナ対策の為、ソーシャルディスタンスと通気性を意識した改装オフィスは、保温性の考慮を忘れられたらしい。 ・ 嗚呼寒い。 脚がずっと寒い。 化学繊維が苦手なのと、股間周りが蒸れるのが嫌で、ヒートテックも股引も履かない。 あまりに耐えられなければ、ホーズソックスを購入しよう。 スーツを着ている男性のズボン丈が短く、且つ靴下丈が短いと、靴下のリブとズボンの裾の間から覗く、すね毛と目が合いませんか。 ショートパンツ/ホットパンツの裾とオーバーニーソックスの間の「絶対領域」とは似て非なる、オヤジの「絶対領域」をカバーするのがホーズソックス。 素足にローファーを履くイタリアおやじが理解できない英国紳士は、すね毛をレディに見せてはならぬと、ホーズソックスと呼ばれる膝下丈のロングソックスを履いている。 それを防寒対策にできないかという算段だ。 ・ 嗚呼寒い。 何か温まるものを食したい。 にんにくと生姜の香りがパッケージ外に漏れている餃子が私を呼んだ。今月懐も寒いので、そのおつとめシールも魅力的に映った。レンチン、トースター、否、フライパンで再加熱だ。 賞味期限切れの醤油とラー油にそれを付けて、白飯にワンバウンドの後、口に運ぶ。カリカリと肉汁と唾液が混ざりかける時、適量の白飯に後を追わせる。 「間違いない」 スイーツは好きですか。ラーメンは好きですか。氷河期を乗り越えたホモ・サピエンスの末裔である我々は、「糖質/脂質は食える時に食えるだけ食って蓄えよ」とDNAレベルで指示されています。 こんな時間に食べちゃった?良いんです。冬を乗り越える為なんです。 食後のミントティー、薬用歯磨き粉、歯間ブラシにデンタルフロス、そしてマウスウォッシュ。私の月曜の吐息を、少しでも爽やかにしてください。 ・ 嗚呼寒い。 湯に浸かって大人しく寝ます。 皆様もどうか温かくしてご就寝を。

    嗚呼寒い
  • メンズファッションの「いろは」の「い」或いは基本の「き」

    読者から、ファッションのコーデなどの具体的な話も読みたいとの希望があり、暫く記事の内容に悩んでいる。 ブログの趣旨としては、情報発信ではなく、飽く迄、私の内面を出来るだけ客観的に、嘘のない範囲で脚色し、読者をエンターテインする随筆なのだ。 まあ、記事の幅が広がるのであれば、それも悪くないか。 30代以降の所謂大人の男のファッションは清潔感が最優先だ。 着る服の話だけではない。爪先から、頭の天辺までの話だ。 爪は伸びすぎていないか。黒ずんでいないか。パートナーがいれば、或いは居なくとも、あなたがそれに相応しい紳士ならば、その手で、指先で、あなたの大事な人に触れるかも知れないのだから。 髪は伸びすぎていないか。刈り上げている箇所があるなら、理想的には2週に1回、最低3週に1回美容室に行きたい。家計が、或いはそれを握るパートナーがそれを許してくれないのなら、「『こんなボサボサ頭が私の夫と思われたくない』と思う一歩手前で、美容室に行く時間とお金を私に下さい」と依頼しよう。 「汚い夫を連れていると思われる」、「会社で夫が不潔と思われている」状態を望む奥様はいないはずだ。万が一居れば、それはあなたに対して愛情がないか、あなたの稼ぎが余程不十分かのいずれかだ。 因みに、トップのボリュームが無く、サイドのボリュームがあり過ぎると、実際はハゲていなくても、近い印象になり、即ち、あなたの見た目年齢を不必要に、或いは、悪い意味で、上げることになる。髪質にもよるが、サイドを刈り上げたリ、セットでトップにボリュームをつけたりしよう。 腹は出ていないか。どんなに上質な生地を使い、シルエットもエレガントな洋服も、マネキンの体型がイケていなければ台無しだ。私も、腹は出ていないが、かなり痩せ型で、もう少し胸板があれば、ワイシャツやスーツを来た時の、シルエットや似合い方に改善が見られると思う。 幸せ太り?羨ましい限り。雪が来る前に週一で良い。ジョギングを。 最後に一番大事なことをお伝えする。 「あなたの内面が格好良いか」 彫刻の様な筋肉を纏い、体型にジャストフットしたシャツとスーツを仕立て、タイ、靴下、ベルト、靴の色/素材の組み合わせに成功しても、確かに外見のファッションは満点かも知れないが、 内面がイケていないことがバレれば、負のギャップで「ギャップ萌え」ならぬ、「ギャップ萎え」である。 え?具体的なコーデのコツが知りたいって? まずはここに記した大前提をクリアしよう。 以上で、今回の講義を終わる。 メンズファッション講師 Takuma 〜自身のことを棚にあげて〜

    メンズファッションの「いろは」の「い」或いは基本の「き」
  • 人混みの作法

    ウチもリモートワークできる者はしていたが、業務によっては許されなかった。 私はと言えば、1日だけテストで在宅させられたが、取り敢えず腰が痛かった。 「オフィスチェアですけど何か」とでも言いたげな、あの可愛げのないアイツらも、割と我々の腰には優しい、良い奴だったことに気が付いた。 まだ在宅だという方も一定数おられるだろうが、出社に戻ったなんて場合もあるだろう。取り敢えず統計的な数値の話がしたいわけではないので、その辺はググって下さい。 身の周りで「リモート体験アンケート」を取ると、家族がいる者は「リモート最高!」、一人暮らしの者は「早く出社したい」となっていた。サンプル数が少な過ぎるので、反例があればどしどしお寄せを。 アンケート結果の例に漏れず、私は出社派だ。通勤中の街の風景、地下鉄内の人間、全ては良き刺激。適度なストレス。 リモート疲れの進行は…例えば、 「リモート最高!通勤時間何て無駄だった!」⇨「これいつまで続くの?」⇨「近所以外行動したい」⇨「仕事とプライベートの切り替えが上手くできない」⇨「通勤時間もプライベート→仕事へのシフトに必要なルーティーンだったんだ」⇨「出社したい」 …なんてことが起きていたかも知れない。 ずっと出社していると、確かにストレスだよ。通勤は。 兎に角人混み(ゴミ)がストレス。いや私もその「ゴミ」を構成する一員なんだが。 普通に歩行していれば、人々は、互いに、対向車(者)の進行方向と速度から、すれ違う瞬間の座標を割り出し、自身の向かう方向や速さを微調整して衝突を回避する。 ツイッターのまとめでよく見る、「『すれ違い様にぶつかった際の各国民の反応』を調査した者が、日本人に実験を行った時だけ、躱(かわ)すのが上手過ぎてぶつかれず、『彼らは忍者』という結論に至った」からもわかるように、日本人は、高人口密度での歩行が世界的にも得意らしい。 しかし、スマホ歩きしている奴は、対向者に、進行方向/速度の調整のコストを全て押し付けていて嫌いだ。 序(つい)でにもう一つ、傘を水平に持つ奴が嫌い。 同じことを三谷幸喜が言っていた。彼は敢えて刺さりに行き、「危ないじゃないですか」と意見するのだそうだ。 これも同じこと。後ろを歩く者に、鋭利な物の危険を回避しながら、歩行または追い越しをするコストを押し付けている。もっと言うと丁度子供の頭の高さで、割と危険だ。 忍者たる者、常に周囲を見ながら歩行し、侍たる者、刀(傘は)垂直に持たれよ。 本日も御出社ですか?お疲れ様です。シュートしないシューティングゲームの如く、敵機に当たらぬ様、ご出勤下さい。

    人混みの作法
  • ワインの染み抜きによる脳機能の正常稼動確認及びその活用のすゝめ

    ウチもコロナの影響受け、私の所属の業務もガラリと変わった。 新たな業務内容を覚えるのに食い入る様に研修を受ける。 この業務を安定離陸、安定稼働させなくてはと、上下関係なく皆必死だったと思う。 割と代わりなどいくらでも居るウチで、かなり珍しい光景だった。 まだまだ若いチームだが、気付けば一定の安定稼働をしている。 ウチは、大小様々な業務あり、使い勝手の良いと言えば、「私が優秀」みたいに聞こえるが、 取り敢えず、タオルにも、台拭きにも、雑巾にも使えそうな私みたいな者は、状況に応じ、布巾になったり、枕カバーになったりすることが多く、 担当業務が変わる度、「自分みたいなおっさんに、新しい知識なんか入るんだろうか」と不安になりながら、何とか役目をこなしている。 この度の業務も、ある種慣れた分野。 今までは、白いトラウザーズについたワインの染みを、叩いて、裏に当てた布にワインの色を移す、その裏布役だったが、 今回は、叩く側の布だ。大方業務スキルはあるが、裏と表では若干勝手が違う。 (流石に仕事の詳細は書けないので、隠喩の多用で訳わかりませんが、賢い皆さん、ついてきてください。何で、布で例え出したのかはよくわかりません。) そんな「叩き屋」も1クオーター程経っただろうか。 毎度の如く、新しい知識が頭に入るか不安だったが、気付けば必死に染み抜きをしている。やたら老いの話ばかりして申し訳ないが、老いや体力の衰えを感じてくると、やっぱり不安な訳だ。何とか新しい知識を入れ、スキルが向上していく自らを見るとほっとする。 丁度、彫刻家が、新しい頭像を作り始め、中々形が決まらず、「あれ、俺めっちゃ彫刻下手なんじゃないか」と不安と焦りと水分と粘土を捏ねくり回していると、気付けば形になって、少しほっとする様に。 「現状維持は後退と同義」などと使い古された自己啓発フレーズじゃないけど、前進/進歩している実感というのは非常に大事だと思った次第。 まだ、機能しているらしいこの頭でこれから何をしようか。 中島敦の名言を、敢えて前後を逆にしてあなたに贈ろう。 「人生は何事かをなすにはあまりにも短いが、何事もなさぬにはあまりにも長い。」

    ワインの染み抜きによる脳機能の正常稼動確認及びその活用のすゝめ